こんにちは,そうのじです.
「投資でお金を増やして早期退職してやる!」と意気込み,毎月15万円を積立投資しています.
具体的な手法としては,過去の実績や数学的に証明された理屈に基づき,長期投資と分散投資を前提とした投資になっています.
しかし,今までは
「長期にわたって分散させることで,理論的には必ず資産が増える」
という理解だけで投資をしており,なぜ資産が増えるのかがあいまいでした.
理屈が正しいことは分かっても,腑に落ちていない状態だったのです.
ヒント「市場経済はプラスサムゲーム」
しかし急に悟りました.
きっかけは,橘玲さんの「人生は攻略できる」を読んだことです.
「『お金持ち=悪』という考えは間違っている」というくだりで,
「市場経済はプラスサムゲーム」と述べられています.
つまり,市場では限られた富を奪い合うゲームをしているのではなく,経済取引を通して市場全体の富の総量は増えていくということです.
具体的な例として挙げられていたのは,
「食べきれないほどの魚を獲った人と食べきれないほどのきのこを採った人が,それぞれ余った分を交換することで,捨てられるはずだった食料がなくなりお互いに得をする」
という話です.
自分の得意と相手の得意を交換するから,価値の総量は増えているよね,ということ.
答え:市場全体の富の増加に引っ張られる
この本を読んだときは「ふんふんなるほど」とうなずいた程度で,深くは考えていませんでした.
しかし改めて,なぜ長期投資と分散投資で資産が増えるのかと考えたときに,
この「市場経済はプラスサムゲーム」理論がぴったりはまることに気が付きました.
市場全体の富は,時を経るごとに増えていく.
なぜならプラスサムゲームだから.
ただ,市場に居座る期間が短かったり,少数の個別銘柄に偏ってしまうと,サンプルが少ない分,期待値から外れやすくなるんですね.
一方で長期&分散投資に徹すれば,市場全体の富の増加の影響を受けやすくなる.
つまり,市場全体の富の増加に引っ張られる形で,投資家の資産が増えていくんですね.
絶対これだ.この理屈ですわ.
まとめ:投資に興味ある人は全員知っておこう
投資を初めて1年ほど経ちますが,ようやく長期投資と分散投資の有効性が腹落ちしました.
投資を勧める媒体はこのブログを含め巷にあふれかえっていますが,このロジックを説いたメディアには出会ったことがありません.
自分で思いつかなければ長期&分散投資で資産が増える仕組みは今後も知らないままだったでしょう.
気づいてよかったです.危ないところでした.
もし知らなくても問題はないでしょうが,知っている方が自分の投資手法に疑問を感じたときなどに,納得できる判断がしやすくなるはず.
とりあえずこのことを知ってしまえば,長期&分散投資しないことはむしろ損ではないかと思っていただけたのではないでしょうか.
おそらくその不安は当たっているので,一歩を踏み出して投資してみましょう.