就活

【目指せ高収入】理系科目が苦手でも理系進学が全然アリなワケ【経験者が語る】

高校生のキミ.数学面白くないでしょ.ギクウウウウ!ハイ図星ね.このタイトルを見てこの記事を読み始めたということはそういうことなのでしょう.

その気持ちわかるよ.私がそうだった.数学や物理とか,理系科目が全く面白くなかった.一方で,英語や現代文は強いという根っからの文系だったもん.でも,理系に進んだ.文系脳なのに理系を選ぶという一世一代の大勝負をした.そして高校を卒業後,大学,大学院と理系街道を進み続け,理系の技術職として大企業に就職することができた.

今でこそ,高1の分離選択で理系を選んだのは良い判断だったと思うが,当時はものすごく不安だった.なにせ周りの理系の奴らの中には,理系が苦手な人がいなかったからだ.

キミもおそらく同じような状況だろう.誰とも悩みを分かち合えないのは苦しい.周りに前例もないだろう.ここで私の出番だ.私がキミを理系の世界にいざなおう.

本記事では,理系科目が苦手でも理系進学が全然ありなワケを語る.

Q. 理系の方が就職に有利か?→YES

ぶっちゃけ,理系科目が苦手にも関わらず理系を目指したいのは,就職に有利だと考えているからだろう.隠さなくていい,そんなもんだ.

では実際,理系の方が就活に有利なのだろうか?

答えはイエスだ.

これは会社の文系採用と理系採用を見れば一目瞭然だ.自動車会社の弊社は,文系採用と理系採用の割合が1:5である.倍率が5倍違うと考えると,理系職の求人倍率が2倍のとき,文系職の求人倍率は10倍になる.理系でならチャンスが大きいが,文系ならもうあきらめたくなるレベルで門が狭い.

理系技術職は専門性が高い

しかもこの文理の偏り方は,おそらく弊社だけに限らない.食料品,機械,化学メーカーといった人気の高い製造業の会社は理系の割合が圧倒的に高くなっているはずだ.なぜなら,競争力アップのためには,開発力が必要だからだ.マーケティングの重要性が増してきているけど,やはり利益を上げるには,製品そのものの魅力を上げるのが1番堅実で,確実だ.そのためには専門性の高い技術職が強く求められる.

そして理系技術職の需要が高いからこそ,文系職よりも平均の生涯年数は高くなる.これはググってくれればすぐわかる.

だから,「いい会社に就職したい」とか,「年収が高い会社で働きたい」のなら,理系を選ぶのは賢明である.

Q. どう勉強するか?→理系科目しか勉強しない

理系に進学したくても理系科目が苦手な場合,どうしたらいいか?ひたすら理系科目の勉強をするしかない.

念のために言っておくと,英語や社会,国語といった文系科目を今後全く勉強しなくなっても,きっと理系進学者の平均点より高い点数を獲れる.私が理系に来てびっくりしたのだが,根っからの理系の人々は,文系科目はからっきしできないのだ.

大学入試でも文系科目はウェイトが低いし,理系の点数を伸ばしたほうが効率が良い.

私は数学と物理で疲れたときに,息抜きで英語を勉強していたくらいだが,それでも大学に入ってからTOEICで785点という高めの点数を獲ることができた.

大学のランクは下げてもいい

この理系科目集中作戦で理系科目が得意になってしまえば万々歳だ.

しかし,ほとんどの人はそんなにうまくいかないと思う.良くても数学や物理が少し理解できるようになるくらいで,理系に進学した後も何度も思い悩むことだろう.

そんな時期に志望校を決めなければならなくなったとしよう.理系として受験する場合,文系に進んでいたら狙えたであろう大学から1, 2ランク下がったところを志望することになるだろう.しかしそれではキミのプライドはズタズタだ.

ではどうしたらよいか迷うだろうが,やっぱり,プライドを捨てて志望校のランクを下げるしかない.長い目で見るとそれが良いと思う.

そりゃ学歴が高いに越したことはないけど,ランクが1つか2つ変わるだけの話.文系か理系かの選択は,生涯を通してもっと重要な分岐点になる.

学歴は気にならなくなる

あとぶっちゃけ,学歴に1番こだわっているのは高校生である.大学生や社会人になるとほとんど誰も気にしない.

私も第一志望の大学に落ちてしばらくは学歴コンプレックスを抱えていたが,すべり止めの大学に入学して2,3カ月でどうでもよくなっていた.だって,周りは同じ大学の人ばかりだし,1つ2つランクが落ちたところで他の人から見たらそんなに差はないからね.

だから高学歴を目指すために文系に進むのは,もったいないとすら思う.

Q. 社会人になって理数で困らない?→困らない

あとは,社会人になったときに,数学が苦手なのが仕事に悪影響を及ぼさないかというのも心配の種だろう.

しかし私に言わせれば,数学や物理の能力は,ハッキリ言って要らない.

もちろん,仕事で使う物理現象は理解するべきだし簡単な四則演算くらいは確実にやりたいけど,大学受験で使うような高度な数学脳は,一般的な会社員には不要だ.そういう知識を使う職業なんて,大学教授くらいだろう.

重要なのは「論理的思考力」と「コミュニケーション能力」

じゃあ仕事に必要なスキルは何かというと,論理的思考力とコミュニケーション能力だ.会社員として2年働いたが,まじでこれだけだと思う.仕事ができる人は必ずどちらか片方の能力があるし,めちゃくちゃ仕事ができる人は両方の能力を兼ね備えている.

会社員として活躍したいなら,数学のテストの点数を上げるより,論理的思考力とコミュニケーション能力を鍛えるべし.

まとめ:理系を目指すのは全然アリ

ということで,理系科目が苦手でも理系に進むという選択は全然アリ.

私自身,理系科目が苦手なのに理系に進んで大企業に就職できたが,文系の道を選んでいたら今ほど待遇の良い仕事には就けていなかっただろう.文系の就職は本当に大変そうだし,文系の友達たちの給料も私と比べると明らかに低い傾向にある.

だから,多少苦労してでも理系を選ぶ価値はある.もし理系に興味があるなら,真剣に考えてみてほしい.

-就活