投資に興味があるんだけど、本当にお金は増えるのかな?
投資するなら米国インデックスみたいな風潮があるけど、実際の運用成績ってどうなんだろう?
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 20代サラリーマンの給料と支出の内訳
- 給料の150%を毎月投資した結果
この記事の著者について
- 節約と貯金が趣味
- 20代で1000万円を貯金
- FP(ファイナンシャルプランナー)、簿記の資格を保有
米国インデックスに投資する理由
米国経済は今後も右肩上がりで成長する可能性が高い
米国の成長が続く根拠
- 人口が増加し続けている
- イノベーションが起き続けている
- 教育、エンタメ、金融などの中心が、米国から他国に移る未来が見えない
①人口が増加し続けている
経済のベースは労働力であり、労働力すなわち若い世代の人口が多いと経済成長が続くと予想されます。
日本や欧米の先進国と呼ばれる国々は少子高齢化に伴って経済力も低下していますが、先進国の中でアメリカだけは特別。今でも人口が増えており、しかも若い世代の割合が高いのです。
人口の増減は、将来の国の経済力を見通すうえでとても分かりやすい指標です。
労働世代が減ることのないアメリカが、まだまだ成長していくのは簡単に想像にできますよね。
② イノベーションが起き続けている
ここ数世紀のイノベーション(技術革新)は、ほとんどアメリカで起こっています。
最近ではGAFAM(GOOGLE, APPLE, FACEBOOK, AMAZON, Microsoft)が有名ですよね。古くは思いつくだけでも、
ポイント
- エジソンが発明した電球
- フォードが大量生産した一般向けの大衆車
- 世界中で愛されているコカ・コーラやマクドナルド
など、現在世界中で使用されている商品・サービスのほとんどがアメリカ由来なのです。
アメリカでイノベーションが起き続けるのには理由があり、
米国の成長が続く根拠
- バックグラウンド、思想が異なる多種多様な人材が集まる
- 新しいアイディアを後押しする政策、インフラ、風土が整っている
- 自由と平等の思想が根付いており、誰もが成功をつかむチャンスがある
あたりがイノベーションが生まれやすい環境を作っているのでしょう。
私はアメリカの西海岸に旅行に行ったことがあるのですが、自由でオープンでフレンドリーな人ばっかりだということを肌で感じました。
日本人が周りの空気を読むのをなかなかやめられないように、アメリカ自由と平等の精神も簡単に変わるものではないはず。
だとしたらアメリカのこの文化が続く限り、アメリカでイノベーションが起き続け、経済がさらに発展していく可能性が高いです。
積立投資の条件
給料の手取りと支出
私の属性と条件を簡単に紹介しておきます。
条件
- 20代後半 社会人3年目のサラリーマン
- 手取り収入:25万円/月
- 生活費:5万円/月
手取りは毎月上下しますが、直近の1年間で平均すると25万円でした。生活費が5万円なのは毎月安定しています。
-
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手取り25万円に対して生活費が5万円かかるので、毎月の余剰資金は20万円です。
20万円しか余っていないのに毎月30万円投資するのは一見不可能に思えるかもしれませんが、実現できる理由はシンプルで、
- ボーナスから補填する
- 貯金を切り崩す
ことで、毎月30万の積立投資が可能になるのです。
ボーナスは年間で基本給20万円の6ヶ月分程度もらえるので、年間では20×6=120万円となります。
ボーナスをもらっても一切使わずに貯めておけば、毎月10万円を積立投資に充てることができるんです。
実際に私は
- 毎月の余剰資金20万円
- ボーナスから10万円捻出
することで毎月30万円を積立投資しています。
しかし、急な出費などで毎月の生活費が大きく膨らんでしまうときもあります。
その際も積立投資額を30万円から減らしたくないので、その際は今までの貯金を切り崩して耐えています。
30万円投資のスタート
毎月30万円を積立投資に回し始めたのは、2021年11月からであり、ちょうど1年前になります。
それまでも毎月10万とか20万円は米国インデックスに投資していましたが、
貯金の割合を減らして株の割合を増やした方が、長期的には資産が増えている可能性が高いよな
と気づいてからはさらに投資のギアを1つ上げ、30万円という限界に迫りました。
我ながらリスクが大きすぎる気もしますが、理屈の上では合理的な投資なのです。
結果
2021年11月から2022年12月までの積立投資金額を、楽天証券の取引履歴を振り返ってみます。
毎月5万円と25万円の合計30万円を、米国インデックスのS&P500に投資しています。
5万円と25万円に分けているのは、ポイント投資が可能な最大5万円の枠を活用するため。
これらの情報をもとに、毎月30万円の積立投資によって1年後の資産はどうなったかを計算してみましょう。
条件
- 1年間の購入資金:360万円 ←30万円×12か月
- 1年間の購入数量:2,077,963(口)
- 単価:19,353(円)←2022/12月の最新データ
単価は10000口当たりの金額であることを考えると、
2,077,963 × 19,353 ÷ 10000 ≒ 402万円
となります。元手の合計が360万円なので、年間でプラス42万円の収支だったことがわかります。
42万円の追加収入が入ったのと同じイメージですが、42万といったらかなり大きな数字です。
2か月分の給料が余分にもらえたのと同じですからね。
たまたまなのか?
中には、
リターンがたまたまプラスになっただけでしょ?
投資にはリスクもあるんだからマイナスになっていた可能性もあったじゃん。
という意見もあると思います。
もちろんおっしゃる通りで投資元本が減っていた可能性もありますし、投資をする以上はそのリスクも理解したうえで臨む必要があります。
しかし、仮にこの1年でリターンがマイナスになったとしても、長期的なスパンで見ると、数十年後には必ずプラスになっていると思っています。
その理由は前述したとおりアメリカという国の将来性が明るく、経済成長が引き続き望めることがあります。
それとは別に過去の統計の裏付けもあります。過去百年近くにわたって米国インデックスは恐ろしいほど美しい右肩上がりをしているのです。
過去の傾向と現在のアメリカの国力を鑑みると、数十年たった後にアメリカ経済が今より衰えている姿は想像できないんですよね。
なので私は、アメリカに月30万もの大金を託しているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
30万は真似したくないかもしれませんが、月3万とか5万を積立投資するだけでも数十年後には大きなリターンとして返ってくる可能性が高いのは間違いありません。
もし「ちょっと頑張って投資を始めてみようかな」と思ってもらえたら、資金を作るために節約や貯金をするところから始まるかと思います。
急に収入を増やすよりも、今あるお金の使い道を見直す方がカンタンですからね。
このブログでは節約や貯金に関する記事をたくさん扱っております。
私自身がコアな貯金家であり、月30万円の投資資金も節約と貯金をコツコツ続けているからこそ用意できています。
「月に数万円でもいいから、投資を始めてみたい!」という方は、まず他の記事を読んで正しい貯金・節約をして資金を作ってみてください。
そうすれば節約と投資の相乗効果でどんどん貯金が貯まり、豊かな生活に確実に近づいていきますよ!