節約を頑張ってるけど、つらくて心が折れそう。。。
節約を始めてから毎日がつまらないよ。。。
こんな悩みにお答えします。
「節約で余計な出費を減らし、貯金を増やそう」というのは、すばらしい心意気です。
しかし節約の中には、
- 幸福度を下げる
- 努力のわりに効果の薄い
ものが存在します。
こういった節約に手を出してしまうと、
- 挫折して節約を続けられなくなる
- 溜まったストレスを発散するために大金を使ってしまう
といったことが起こり、それまで積み上げてきた努力をパーにしてしまう恐れがあります。
そこで本記事では、絶対にやってはいけない節約5選を紹介します。
この記事を読むと、少ない労力で大きな節約効果を得ながら、幸福度も下げない節約方法がわかります。
「つらい思いをせずに、着実に節約を続けたい」という人は、ぜひ読んでください。
本記事の内容
- 節約はトレードオフ
- 絶対にやってはいけない節約5選
- オススメの節約方法
私は小学生のころから節約オタクで、ムダなことにはお金を使わない生き方が好きです。今でもあらゆる節約を続けて浮いたお金を貯金に回し、20代で1000万円以上の貯金を達成しました。
前提:節約はトレードオフ
節約をするということは、そのお金で買えるはずだった何かをあきらめるということです。
たとえば車を買わなければ、車の購入費や維持費はまるまる浮きます。
しかし、車の便利さは得られません。
節約はトレードオフなのです。
なので節約をする上では、「出費に対して失うものが大きくないか」という価値観で節約をするかどうか決める必要があります。
なんでもかんでも節約しては不幸に直行してしまうので、節約をした方が良いのかやめたほうが良いのか、冷静に判断するクセをつけましょう。
本記事では、「節約できる金額に釣り合わないほど、失うものが大きい」ものを、やってはいけない節約として紹介します。
絶対にやってはいけない節約
①金額の安さだけで判断する節約
金額の安さだけで判断する節約とは、
- 「〇%OFF」など、売れ残りをさばくセール品
- 「2点目半額」など、抱き合わせで売られる売れ筋の悪い商品
を買うことです。
これらを買うとお金をセーブできるように感じますが、長い目で見ると結局損をすることになります。
なぜなら、
安さを重視すると不満が残る買い物になるから
です。
例
例えば、アパレルショップで30%OFFの服が目に入り、お得だからという理由で購入します。
しかし安さだけで決めて商品自体に価値を感じた買い物ではないので、買った後には、
- 安っぽい
- 質が良くない
- 色が好きじゃない
- サイズが微妙に合わない
- デザインが奇抜でほかの服と合わせにくい
などなど、何かしら不満が目に付く可能性が高いです。
買ったときには安さに気を取られ、ほかのポイントを冷静に評価できなくなるんですね。
そうなると、はじめのうちは着ていても、次第にレパートリーから外れていきます。
やがてその服を全く着なくなったり、別の服を買ったりすると、支払ったお金がムダになります。
もちろん安くても質が良かったり、心から気に入る商品もあると思います。
その場合は、一石二鳥なので喜んで買いましょう。
しかし人間には、元の値段より安くなっているものをついつい買ってしまう習性があります。
本当に欲しいのか、安いから欲しいのか、自分でもわからないことがあるのです。
安いものを買うときは通常の買い物以上に注意した方がよいでしょう。
節約を頑張っている人ほど安さに目がくらむから要注意です!
② 心身を犠牲にする節約
心身を犠牲にする節約とは、
- 過度な食費の節約
- エアコン代
など、快適さを犠牲にして心も体も貧しくしてしまう節約のことです。
こういった節約をしてはいけない理由は、
幸福度が激減するわりに大して支出を抑えられないから
です。
例
例えば、食費を安く済ませたいからと言って、毎日もやしばかり食べているとしましょう。
楽しいはずの食事の時間なのに、もやしばかり食べるのはただの苦行ですよね。
栄養バランスが偏っているせいで、
- イライラしやすい
- 集中力が続かない
- バテやすい
など、心身に悪影響をおよぼす可能性も高いです。
また、
- 夏に冷房をつけない
- 冬に暖房を入れない
といった節約も、我慢する労力に比べて浮かせる費用は少ないです。
こちらの記事によると、エアコンを全く使わない場合と1か月間つけっぱなしにした場合の電気代を比較したところ、
全くエアコンをつけない・・・2,646円
必要な時だけつける・・・3,533円
だったそうです。
エアコンをつけても、900円しか変わりません。
別のパターンとして、全くエアコンをつけない場合と1か月間つけっぱなしの場合を比べたところ、月々の電気代の増加は1400円ほどだったそうです。
【実証実験】エアコンを24時間つけっぱなしにしたら電気代はどうなる?クーラー・暖房による違いは? | 電力・ガス比較サイト エネチェンジ (enechange.jp)
こうしてみると、1か月間うだるような暑さや体の芯から凍るような気温に耐えるよりも、1000円払って快適な1ヶ月を過ごす方が価値があると思いませんか?
健康は幸福に直結する要素なので、健康をおざなりにするとストレスがどんどん溜まってしまいます。
労力のわりに節約効果も小さいので、心身を犠牲にする節約は絶対にやってはいけません。
③ 自己投資の節約
自己投資とは、
- 読みたい本を買う
- 高性能PCを買う
といったことです。
自己投資をケチるのもやめてください。
なぜなら、
貯金や収入を増やす機会を逃すから
です。
たとえば、貯金を頑張りたい人がお金に関する本を読むと、
- 税金の各種控除
- ふるさと納税やiDecoなどの優遇措置
- 株式投資のメリット
といった知識を仕入れることができます。
これらは非常に強力なツールであり、その本を買って支払った費用も余裕でペイできます。
逆に言うと、それらの本を読まなかったばかりにお得な制度に気付かないと、貯金を大きく増やす機会を逃すことになります。
知識がないせいで、多くのお金を失っているわけです
また、PCやスマホといった電子機器への投資も、前向きに検討するべきです。
インターネットが一般人の生活に溶け込んだ今、だれでも副業で稼ぐことができるようになっています。
しかし使用するPCの性能が低いと、
- 動画編集ができないなど、できる副業が限られる
- PCの動作性が悪くてパフォーマンスが上がらない
といったデメリットが発生します。
せっかく副業で稼ぐチャンスがあっても、自己投資をケチって作業環境を整えられなければ、稼げる金額が大きくダウンしてしまいます。
副業で稼げば先行投資した費用はすぐ回収できるので、知識やスキルを身に付けるといった自己投資は惜しまないでください。
私もノートPCでブログを書いていたときは、入力のタイムラグが当たり前で、毎日じれったさを感じていました。
しかし高性能デスクトップPCに替えてからは、サクサク書けるので非常に快適です。
そのおかげでモチベも上がり、以前よりもブログを書くのが楽しくなっています。収益も増えています。
④ 人間関係の節約
人間関係の節約とは、
- 飲み会への参加
- 結婚式への参列
- 実家への帰省
といった友人・家族との交流を、お金を理由に諦めることです。
貯金を優先するばかりに、これらに一切のお金を使わないのはやめたほうが良いです。
なぜなら、
親しい人との交流こそが人生最大の幸福だから
です。
人間関係が人生においてきわめて重要であることは、いろいろな本や研究で明らかにされています。
「死ぬ瞬間の5つの後悔」という、死の間際の人たちの人生の後悔を集めた本では、
「友人と連絡を取り続ければよかった」
という後悔が、上位5つに入っています。
また、ハーバード大学の研究では、75年間にわたる追跡調査の結果、
「人間の幸福に最も影響を与えるのは、富でも名声でもなく良好な人間関係だ」
と結論付けられています。
死の直前に後悔している人やハーバード大学がこのように言っているというのは、非常に説得力がありますね。
もちろん、
飲み会も結婚式も、全部参加していたらお金がとんでいくよ
と納得できない人もいるでしょう。
たしかに楽しい交流は1回あたりの費用が高いので、誘われるがまますべて参加すれば全く貯金ができないでしょう。
なので交友関係への出費は、本当に仲良くしたい人との付き合いだけにとどめるようにしてください。
そうすれば出費を大きく抑えられますし、厳選したイベントにしか参加しないからこそ、そのイベントの価値が際立ち、深く思い出に刻まれるはずです。
人間はお金を貯めることよりも、親しい人と楽しい時間を過ごすことのほうが幸福を感じるようにできています。
家族・友人・恋人など、
「この人との付き合いは大切にしたい!」
という相手との交流でかかるお金は、節約しないようにしてください。
⑤ 人生の楽しみを削る節約
人生の楽しみは人によって違いますが、
- 趣味
- 旅行
- デート
- スポーツ
など、「とにかくすごく楽しい」ことへの出費を削るのもオススメできません。
なぜなら、
貯金は楽しく生きるための手段でしかないから
です。
主な貯金の目的は
- 予期せぬ事態に備える
- 将来の出費に備える
- 高額な買い物に備える
などがありますが、たくさんお金を貯めてもう十分というところまできたら、あとは楽しいことにお金を使うはず。
ということは、お金の不安さえなければ、お金は楽しいことに使いたくなるのです。
だったら目標の貯金額に達する前の段階でも、楽しいことへの出費は、理想的なお金の使い方です。
やりたいこともやらずに淡々と貯金を進めても、何のために貯金しているのかわからなくなって挫折してしまう可能性も高いです。
DIE WITH ZEROという本には、
人生で一番大切なのは、思い出を作ることだ
とあります。その思い出が「記憶の配当」となり、残りの人生をどんどん豊かにしてくれるのです。
記憶の配当とは?
旅行などで思い出を作ると、後で思い出したときに、その思い出に浸って楽しい記憶がよみがえりますよね。
若い頃から楽しかった経験を積み重ねると、残りの人生の中で思い出す機会も増えるので、早いうちからいろんな経験をしておくべきです。
楽しい経験をしているその瞬間だけでなく、後になって思い出すことで元の経験を追体験し、継続的な喜びを得ることができる。
本書ではこれを株式投資の配当になぞらえて、「記憶の配当」と呼んでいます。
将来の楽しみのために今の楽しみを犠牲にするのは、おかしな話です。
それより、今の楽しみを優先する方が、「記憶の配当」を繰り返し得られる分、価値が高いと言えます。
節約や貯金を始めるとあらゆる支出が悪いことのように感じるかもしれませんが、楽しいことへの出費は人生を確実に豊かなものにしてくれます。
将来への備えとのバランスを考えながら、楽しいことにお金を使うのも大切にしてください。
まとめ
本記事では、絶対にやってはいけない節約5選を紹介しました。
将来に備えて貯金をするのは素晴らしい心意気です。しかしやり方を間違えると、効果が薄いだけでなく、心や体が貧しくなってしまいます。
このブログではほかにも、買ったら貯金できないものや、逆に貯金したいなら絶対に買うべきものも紹介しています。
あなたの貯金が効率的に、着実に進むようサポートしますので、これからも一緒に貯金を頑張っていきましょう!
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